子供の頃 ビー玉でよく遊んだ
透明の黒っぽいビー玉を覗き込んで
この中にずっとずっと入ってゆくと
どこかに地球があって 僕がいるんじゃないだろうか・・・
そんなことを考えた
夜になると 星空を見上げながら
宇宙は 実は 透明の黒っぽいビー玉で
外から僕が覗き込んでいるんじゃないだろうか・・・
そんなことも考えた
大と小は繋がっている 内と外も交わっている
全てが ひとつでできている
* * * * *
カステル・デル・モンテは上空から見ると、正八角形が組み合わさっった形をしている。
大きな正八角形が中心にあり、その正八角形の八つの角それぞれに、小さな正八角形が配置されている。
中心の大きな八角形は空洞で、そこは中庭になっている。
冒頭の写真はカステル・デル・モンテの中庭から上空を見上げて撮った写真。
見上げて・・・と言っても、普通に見上げて撮ったわけではなく、当時のカメラの画角が足りなかったために地面に寝転び、それでも足りなかったので2枚に分けて撮影し、あとで合成したものだ。(2007年のことです。)
たまたま他に訪問者がいなかったので、寝っ転がることができたのだが、
そこから眺める正八角形に模られた青い空は、こちらを見下ろす とても大きな瞳のようで、何とも言えない不思議な美しさを感じた。
「カステル・デル・モンテ=UFO用五徳」説
前回記事に、「カステル・デル・モンテ=秘密基地」説を勝手に唱え、秘密基地は、遊びや自然と戯れるための・・・などと記したが、
八角形の中央に寝転がってみると、この場所は、自然どころか、空や宇宙と戯れるために造られたものではないか・・・などと壮大なことを想像してしまう。
ガスレンジや火鉢の上にある、鍋やヤカンを乗せる金属の爪のようなものを「五徳」という。
カステル・デル・モンテは、空から地球に降りて来た円盤型UFOを載せる五徳の役割を担っていたのではないか・・・と、懲りずに「UFO着陸基地説」を唱えたくなるのだ。。。
私の妄想とは関係なく、外の駐車場では眠そうなワンコたちが、自由にのんびり佇んでいた。
この至極平和~~~な空気が、空との接点のようなこの場所から、宇宙全体へ、もっともっと拡がってゆけばいいのに。