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エベルスマンステにある「聖モーリス教会」の中に入って、えっ!

Eglise Abbatiale Saint-Maurice d'Ebersmunster
Eglise Abbatiale Saint-Maurice d’Ebersmunster

<前回からのつづきです>
ダブル・タマネギ・ミドリ型の塔は近辺では珍しいスタイルで面白い。それでも外見は比較的簡素で地味なので、内部もそれなりの装飾なのだろうと思っていた。

アルザス地方の真ん中あたりにある小さな町「エベルスマンステ」に建つ「聖モーリス教会(Eglise Abbatiale Saint-Maurice d’Ebersmunster)」のことである。

ところが、そんな 私の想像は、、、全く違っていた。

教会内部に入って驚いた。
思わず「えーっ!」と心の中で叫んでしまう。

Eglise Abbatiale Saint-Maurice d'Ebersmunster

中は、白に近い明るい色で統一され、美しく豪華。
教会にありがちな 厳めしい感じは無く、柔らかく優雅。
ピンクやベージュ色の石材が組み合わされた柱や床も、高級なイメージを醸しながら、堂内を穏やかで温かな雰囲気に。

・・・・・・。
しばし見とれてしまう。

大変失礼ながら、こんな片田舎に、こんな凄いものが。。。

でも、こういうことはヨーロッパではよくあること。
驚きと感動を ありがた~くいただきながら、誰もいない教会内を見学する。

建物の入口あたりから参列席の中央を通り、内陣の方へ。

ベルサイユ宮殿か!って感じの絵、装飾。

よくわからないが たぶんスゴイ絵画が、将棋で言うところの「金」「銀」の位置に配置されている。

内陣手前まで来ると、豪華な雰囲気もピークに達す。
目の前にデッカイ王冠が浮かんでいる。
おおーっ、やはりそこは「王」の位置かぁ。

どういう謂れのある教会か、よく知らないで来てしまったけれど、
こりゃぁ、観光客、団体で来るわな。

小さな田舎町に、大型観光バス用の駐車場があるのも(前回記事にある疑問も)、うん、納得だ。