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歩行者天国は 人も犬も楽しい。 エミリア=ロマーニャ州の中心都市 ボローニャ

Piazza Maggiore, Bologna

前々回の記事のなかで、ボローニャの歩行者天国で、犬たちがワッサワッサとじゃれ合っている様子をよく目にすると書いた。

飼い主さんの中には、互いの犬の相性が良いとみると、ずーっと遊ばせている人が多く、そのため 犬たちの自由度が結構 高いんじゃないかと・・・。

記事を読んで下さった方から、
「(写真の中の)犬がじゃれ合おうとする瞬間の、足に力が入った あの感じが、いいわ~。笑ってしまった」
との お声をいただいたのですが、
思えば、その回の記事では、他の内容の記事も掲載している関係で、犬たちの写真は 1枚のみ。

そこで、今回 改めて、人&犬の様子を捉えた写真を数枚 掲載する。

冒頭写真↑は、まさに犬同士がじゃれ合っている様子。
時間にして10分間くらい、ワサワサ、ガーガー、グフグフとやっている。

真剣な顔つきで、相手に飛びかかったり、乗っかったり、ひっくり返ったり、グルグル回ったり。。。

そのたびにリードが絡まるのだが、飼い主さんたちは嫌な顔一つせず、でも ちょっと苦笑いで、互いの腕を交差させたりしながら、解いている。

2匹の盛り上がりと、飼い主さんたちの寛容な態度を、周りの人たちも楽しそうに眺めている。
私もおそらく、ニヤニヤしている。

子供たちとも 触れ合うことで・・・

Via dell’Indipendenza, Bologna

ひとしきり じゃれ合った末 それぞれが分かれると、犬たちの顔つきは少し落ち着く。
そこへ、遠巻きに様子を眺めていた子供たちが寄ってくる。

「さわっていい?」
「いいわよ。どうぞ」

犬を通じて 子供は大人とも触れ合い、会話を続けている。
前々回記事にも書いたが、ここでも、その場に漂う空気の「微笑ましい度」がどんどん上がってゆく。

自分のパワーの大きさに対する自覚がない

犬と人の様子を見ていて時々思うことがある。

犬たち、特に大型犬は、成長して大きくなっても、自分が仔犬のままであると思っているのではないか。
大きくなった自分の体格やパワーを、あまり自覚していないのではないか・・・。

時折、大きな犬が 人間に ワッサ と 飛びついている図を見ることがある。
仔犬のときから そうやって愛情を表現してきたのだろうけれど、デッカクなった自分をおそらく自覚していない。

飛びつかれた人間の方は、とても嬉しそうにしながらも、その圧と重さに耐えている。

また、上の写真のようなこともある。

大人しく散歩中だった犬が、別の犬に出会った瞬間、突然 人が変わった・・・いや、犬が変わったように全てを忘れ、グーン‼ と引っ張りパワー全開。
その力は 大人が倒れそうになるくらい。

犬同士に限らず、犬と人間の関係は、見ていて、面白 微笑ましい。